ヤングケアラー アクションデー

2024年2月20日 ヤングケアラー・アクションデーを開催します。

厚生労働省によると、全国の小学6年生の15人にひとりは、大人の代わりに家事や介護といった家族の世話を担っています。今回、第一部の普及プログラムでは、その困難とプレッシャーを、地域の小・中学生らと共有し、ヤングケアラーの大きな貢献について、互いに認めあう方法を模索します。

また、ヨーロッパで始まった「ヤングケアラー アクションデー」を記念し、第二部の啓発セミナーでは、イギリスからの報告と、日本国内における先駆的な実践の紹介をもとに、本年のテーマ「ヤングケアラーのための公平な未来」について、ともに考えてまいりたいと願っています。

第一部、第二部どちらでも、みなさまぜひともご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

内容

普及プログラム:
第一部「ようこそ!ヤングケアラー・アクションデー」
(ゲスト 人形劇団 プーク)
啓発セミナー:
第二部「ヤングケアラーのための公平な未来」
(ゲスト 精神科医 松本俊彦)

日時

令和6年2月20日
第一部16時~17時 (送迎や託児ご相談ください)
第二部 18時半~20時

場所

四谷ひろば(新宿区四谷4-20)またはオンラインZOOMのハイブリッド

対象:地域の方々
参加費:無料


参加登録はこちらから


 

啓発シンポジウム「あなたとともに、ヤングケアラーの子たちに時間をつくる」開催のお知らせ

本法人の事業につき、日頃よりご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、私たちは、赤い羽根福祉基金の助成により、精神疾患をもつ親とその子どもの「家族まるごと」支援の取り組みを行っています。このたび、その一環として、標記のとおり、ヤングケアラー(若年介護者・児)をテーマとしたシンポジウムを開催することとしました。

厚生労働省によると、全国の中学・高校生の約20 人にひとりは、大人の代わりに家事や介護といった家族の世話を担っています。彼ら彼女たちの向き合う困難とプレッシャーは計り知れなく、何より、その大きな貢献について、私たちは認める必要があると考えています。

シンポジウムでは、ヨーロッパで始まった「ヤングケアラーアクションデー」を記念し、イギリスからのご報告と、日本国内における先駆的な実践のご紹介をもとに、本年のテーマ「若い介護者に時間をつくる」ことについて、ともに考えてまいりたいと願っています。

つきましては、関係機関の皆さまにぜひともご参加を賜りたく、下記のとおりご案内申し上げます。

日時 2023年3月15日(水曜)18:00 から20:00
場所 会場集合(10人)こどもソテリア小石川
(東京都文京区小石川3-8-16)
オンラインzoomウェビナー
内容 はじめに
こどもソテリア小石川(子ども第三の居場所)
意見交換
「若い介護者に時間をつくる―ヨーロッパからの報告―」
イギリス・ロンドンCarers TRUST
「希望を届けよう―日本国内における実践―」
ぷるすあるは(コンテンツ制作とサイト運営)
「共同体のなかで―私たちの考えと行動―」
ケアラーパートナー木の根っこ(支援団体)
こどもソテリア(支援事業・障害福祉サービス)
東京ソテリア(江戸川区児童 相談所 ヤングケアラー コーディネーター事業受託)

お申し込み


参加フォーム

受付期間:2023年3月14日18時まで

ヤングケアラーアクションデー(YCAD)とは

ヤングケアラーとヤングアダルトケアラー(成年)の直面する課題について、社会の認識を高める日。ケアラーが充実した健康的な生活を送るうえで必要な支援を提供するために、おおくの行動を促す日でもあります。慈善団体のケアラーズトラスト(Carers Trust)によって2012年に開始され、さまざまな人々に参加を呼びかけ、イギリス国内のテレビやラジオなどでひろく報道されています。本年のテーマは、Make Time for Young Carers「ヤングケアラーの子たちに時間をつくろう」。ヤングケアラーたちは、健康とウェルビーイング(幸福)が最も重要で優先されるものと感じ、まわりの大人たちに、このようなことに行動してほしいと望んでいます。
●学校でのより良いサポート
●カウンセリングへのアクセスの改善
●ヤングケアラー自身の休息と余暇活動を増やす
●ヤングケアラーへの支援費とサービスの量を増やす
ヤングケアラーとその友人が、支援員や教員など、当事者と関わる専門職も、たとえ10分でも、彼らのために時間を割くことで、大きな変化が生まれると考えています。10分間でできるACTIONは
●友人と話す
●ポスターを貼る
●ソーシャルメディアに投稿
●政治家に連絡する、、、など。
当事者の話を聴き、必要としているサポートを理解してもらうことで、彼らの健康やウェルビーイングにポジティブな影響をもたらすようになるのです。(Carers TRUSTのHPより抜粋)

2023 年のシンポジスト

  • Carers TRUST(イギリス・ロンドン)
    ケアラーのための、ケアラーとともにある慈善団体。無報酬の介護者が重要視され、自分たちの生活を送るために必要な支援を受けられることを目的としたキャンペーンを行う。
  • ぷるすあるは
    絵本やウェブサイトなどのコンテンツ制作、普及啓発活動を通して精神障がいやこころの不調、発達障がいをかかえた親とその子どもを応援している。精神科の看護師と医師を中心としたプロジェクトチーム。
  • ケアラーパートナー木の根っこ(支援団体, 東京都江戸川区)
    ヤングケアラー・若者ケアラーへの支援を考える団体。啓発、研修活動、居場所づくりを行う。メンバーの多くは、在宅医療や福祉を担う専門職。
  • こどもソテリア「サンハウス」(赤い羽根事業)
    精神疾患のある親とその子どもとの家族まるごと支援事業を行う。
  • こどもソテリア「さんさんハウス」(障害福祉, 東京都新宿区)
    家族の病気や疲労などにより自宅で養育することが難しい場合に、障がいのある子どもに短期間入所をしてもらい、入浴や排泄、食事のほか、必要な身の回りの介助を行っている。
  • 東京ソテリア(江戸川区児童 相談所 ヤングケアラー コーディネーター事業受託)
    すべての子どもが心身ともに健やかに育ち、その持てる力を最大限に発揮できるように家族等を援助し、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関。

こどもソテリア小石川「ぶんたね」(子ども第三の居場所プロジェクト)

2023年 3 月 1 日開設予定。文京区小石川住宅街 の 三階建て一軒家で、多世代交流カフェ、食事や学習のできる 子 どもの居場所、緊急ショートステイの受 け 入 れ を行います。ぶんたねは、地域の子どもたちが気軽に立ち寄れる場所。家族にも学校にもない、子どものための第三の居場所づくりを目指しています。東京ソテリアの地域精神保健での活動の経験から、精神疾患をもつご家族の子どもたちやヤングケアラーの子どもたちも 積極的に受け入れたいと考えています。

お問合せ

東京ソテリア事務局
Tel: 電話 03(5879)4970
Mail: kodomo@soteria.jp


「赤い羽根福祉基金」助成事業


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