挨拶回り@大阪&ビッグアイ会場下見 / ガレッラ監督帰国

17日(火)挨拶回り@大阪
オーディションも全て終了し、ガレッラ監督の滞在は、残り1日となりました。
この日は、大阪ではまだ活動を行うにあたって基盤ができていないので、この機会に今後のご挨拶へ行きました。
ご挨拶へ行くにあたって、桃山学院大学の栄セツコ教授にご協力いただき、同行していただきました。
午前中は、大阪市こころの健康センターへ。
午後は、大阪府庁 障害福祉室 自立支援課へ。
夕方には、堺市こころの健康センター そこに、ピアサポートセンター堺の方や家族会の方もお集まりくださいました。
それぞれの所で来年の公演と今回のオーディションの趣旨を説明させていただくことができました。
お忙しい中、丁寧に対応いただき、ありがとうございました。
全体として感じたことは、大阪という土地と演劇の関係性についてです。
大阪では、小劇場が多く、活発に演劇活動が行われているそうです。週末になるとイベントが多くあり、どのイベントに行こうか迷うほどだそうです。
来年の公演に向けて、精神保健の分野はもちろん、演劇分野の方々ともコラボレーションしていけると良いなと感じました。
最後は、来年の公演会場として予定しているビッグアイの下見に行きました
ビッグアイは、「国連・障害者年の十年」を記念して造られたそうです。宿泊施設35室・レストラン・研修室・1500人収容のホールを備えた多目的総合施設となっており、広い空間を確保したバリアフリーの設備が整っているので、すべての人に使いやすくなっています。
設備は、どれをとっても申し分なく、素晴らしいものでした。ガレッラ監督も満足した様子で、来年に向けて期待が膨らむ下見となりました。
18日(水)ガレッラ監督帰国
この日は、ガレッラ監督が帰国される日でした。
9月6日(金)に日本へ到達されてから早いもので、約2週間が経過しました。
ガレッラ監督は、いつも佇まいが真摯でスマートで、時間通りの行動を心がけてくださっていました。
オーディションでは、緊張している方に対して、緊張を和らげる声をかけ、暖かく優しい雰囲気を監督自ら積極的に作ってくれていました。
一方で、劇団の監督として、会場の下見や選考の際には、真剣で厳しい一面もあり、プロの監督だということを感じました。
ガレッラ監督に「監督!」と声をかけると通訳を介して「監督ではなく”マエストロ”と呼んでくれ」と言ってもらったことがありました。
マエストロと呼ぶというのは、知り合いを超えた師弟愛の響きも含むそうです。
このツアーを通して、ガレッラ監督との仲も深まり、良い関係ができてきていると感じます。
これからもよろしくお願いしますマエストロ。
ドネガーニ先生は、その後大阪と仙台で講演を行い、昨日無事にボローニャへ着いたそうです。
最後に、ドネガーニ先生、ガレッラ監督はじめ、各会場で協力してくださったみなさん、ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。
みなさんの想いで、各地で点になっているものが合わさりあって、線となり繋がっていったような気がします。
来年に向けて勢いがついたキックオフとなったのではないかと思います。
来年に向けて、いよいよ始まりました、これからがスタートです。
来年まで長くなりますが、みなさんこれからもご協力よろしくお願いします。

名古屋から移動 / アルテ・エ・サルーテ劇団オーディション@大阪

今回の愛知滞在中はゲストハウス浜茶屋に宿泊しました。
愛知県の知多半島の先端にある南知多町にあるゲストハウスで、障害があってもなくてもだれでもが安心して宿泊できるユニバーサルデザインのゲストハウスです。ここでは障害がある方もない方も対等に働いており、その就労支援に東京ソテリアもかかわっています。
目の前が一面の海で、朝は波の音で目が覚めます。
そんな場所で少し昨日のことを振り返ったり、仲間と打ち合わせを重ねたり・・・。
これからのこのプロジェクトでも、リハーサルやミーティングなどたくさんこの場所は登場してきます。
ぜひみなさんも一度いらしてくださいね。

ようこそ 浜茶屋へ

翌日、16日(月)はアルテ・エ・サルーテ劇団オーディション@大阪。
最後のオーディションである大阪会場を迎えました。
今回オーディションを行った東京・浜松・名古屋・大阪の中で、最も早く応募定員に達したのが大阪会場でした。
熱意溢れる方が多いのかなというワクワクを感じつつ…
東京ソテリアにとって、大阪はこれまで活動の基盤がほとんどない土地です。
なので、どんな雰囲気になるのだろうかとドキドキした気持ちも持ちつつ会場に入りました。
会場は、来年公演を行う予定の堺市にあるビッグアイという会場の隣にある堺市立南図書館ホールでした。
第1部と第2部あわせて、約30名の方が参加されました。

まずは第1部のワークショップがスタート。
大阪では、昨年アルテ・エ・サルーテの活動を行っていないこともあり、昨年の劇を観ていないという方が多かったため
アルテ・エ・サルーテ劇団のことや昨年のマラー/サドの演目について、丁寧に紹介していきました。
会場のみなさんは、食い入るように見つめる方もいれば、これからのオーディションに向けて緊張で落ち着かないという方もいらっしゃいました。

そして、いよいよ第2部のオーディションがスタート。
このオーディションのために普段はしない赤いネクタイを身につけてきた方や、家族の反対を押し切って参加しましたという方など、色々な方がいました。
それぞれ、自分のことをアピールできたようで、オーディションが終わった後はホッとされたようでした。
オーディションと並行して行う小道具作りワークショップでは、みなさん普段から話すことに慣れていらっしゃるのか、途中で途切れることなく話が盛り上がりました。
最後は、ボローニャに関する質問が多く上がり・・・
「飛行機で何時間くらいで着くのか」「時差は?」
「治安は良いのか?」「食べ物は美味しいのか」などなど
はやくボローニャに行ってみたい!という雰囲気を感じながら、ワークショップ・オーディションは終了しました。

今回の運営にあたって、大阪という初めての土地での企画で、始まる前は不安な部分も多くありましたが
みなさんがとても暖かく迎えてくださったおかげもあり、無事に終わることができました。
来年に向けて、今回参加いただいたみなさんに今後もご協力いただくことがあるかもしれませんが、その時はまた力を貸してください。
大阪のみなさん、今回は本当にありがとうございました。

そして、東京・浜松・名古屋・大阪でのオーディションが全て終了いたしました。
ご参加いただいたみなさん本当にありがとうございました。
運営での不手際があり、時間通りに終わらなかったりとご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
どの会場でもみなさん熱意を持って参加くださっており、このオーディションにかける気持ちが伝わりました。
みなさんの熱意にしっかりとこたえ、これから選考していきます。

また、会場でもお伝えいたしましたが、オーディションなので合格・不合格は必ず出てしまいます。
ですが、それはあくまで結果であって、重要なのは、イタリアの劇団オーディションという一生に一度あるかないかという機会にみなさんが勇気を持って応募してくださったこと。同じ想いを持つ仲間と出会い・想いを語り合った経験ではないかと思います。この経験したことを大切にしていただけたら嬉しいです。

加えて、それぞれの会場で同じオーディションを受けた仲間の中から来年の公演に出演する方がいらっしゃいます。その方をみんなでぜひ応援しましょう!
来年2020年の再公演まで引き続き応援よろしくお願いします。

 

アルテ・エ・サルーテ劇団オーディション@名古屋

オーディションもいよいよ3会場目、名古屋会場を迎えました。

名古屋会場は、アクテノンという名古屋市の演劇練習館で行いました。
名古屋会場は、第1部と第2部合わせて、約35名の方が参加されました。
第1部は、会がスタートする前から交流が行われ、ワクワクする始まりとなりました。
第1部では、既に演劇の活動をしている団体の方が参加してくださっており、どのように活動を広めていくか等の質問が上がりました。
今後、何か一緒にコラボレーションして取り組むことができれば良いなと思います。
第2部のオーディションでは、個性的でそれぞれに魅力が異なる方々が多くいらっしゃいました。
それぞれが、自分のことをしっかりアピールされていたようです。
自分の順番が来るまで不安で押しつぶされそうな方や、終わった後にホッとした表情をされる方等、このオーディションにかける想いを感じることができました。
その影響もあってか、オーディションの時間が長くなってしまい、終了時間も大幅に遅れてしまいました。待たせてしまった方々申し訳ありませんでした。
そして、最後まで参加してくださり、ありがとうございました。
残るオーディションは、大阪のみです。
また素敵な出会いに期待しています。

愛知県・名古屋市挨拶&第3回準備委員会

昨年の名古屋市長への挨拶に引き続き、今年も名古屋市と愛知県庁の担当課の方々にご挨拶へ伺いました。
昨年、名古屋市と愛知県庁の担当課の方々には、大変お世話になりましたので、そのお礼をお伝えしました。
そして、今回のオーディション、来年の再公演アルテ・エ・サルーテ劇団の活動について、改めてお伝えしました。
みなさんからは、良い評価をいただくことができ、高い期待感を感じました。
名古屋市と愛知県庁の担当課の方々、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
夕方には、来年の再公演に向けて、話し合いを行なっている、アルテ・エ・サルーテ招聘準備委員会の3回目を行いました。
ここまでのオーディションを振り返り、ドネガーニ先生・ガレッラ監督が「アルテ・エ・サルーテ劇団のボローニャでの選考は、養成所からの採用のみとなっている。今回の日本での選考は、広く窓口を開いて募集している。そのため、とても個性的で素敵な方がたくさんいる。この選考方法は、ボローニャも見習った方が良いかもしれない」とおっしゃっていました。
ボローニャから僕たちは学ぶことが多いですが、一方的な関係ではなく、お互いに刺激し合える関係だと感じることができ、とても嬉しい一言でした。