絵画のワークショップ「いまを生きていくもの ー観音さまのアイテムを使ってー」

全国各地から伊勢神宮をめざした伊勢街道。その宿場町のなかでひときわ栄えた津観音の門前町・大門。いま、障がいのある人をも癒す街に。ワークショップでは、私たちのシンボルでもある観音さまをテーマに、大門にある福祉施設の利用者とのコラージュを作成します。

日時 2024年7月7日 9:00〜18:00
場所 ソテリア大門(バーPIGEのお隣)
対象となる人 大人と子ども、どなたでも。定員は20人。
費用と持ち物 無料です。手ぶらでお来しください。

ティアラ、ショール、ネックレス・・・たくさんのアイテムをお持ちの観音さま。それらは、人々のこころも身体も、ともにより良く暮らすことを願うものという。

その昔、医療も衛生も発達しておらず、飢饉もありました。病や災害、犯罪など、日々の生活に様々な危険があったはず。「不安」「怖れ」「苦しみ」を少しでも軽減させようとした願いは、観音さまの持ち物一つひとつに表れています。

わたしたちの生きていく環境は、本来とてもシビア。いまの日本でようやく、食べ物に困ることも少なくなってきました。医療も発達し、薬も充実し、夜間に診てくれる病院や福祉施設さえある。

1500年前、インドからミャンマーや中国を渡って日本に着いた観音さまが、「こうだったらいいのに」と思ったことのおおくは実現しました。

いまある生活は、これまで生きてきた人々の、長い時間をかけて作り上げてきたもの。ワークショップで、観音さまの持ち物に込められた願いを通して理解します。
皆さまの困りごとや不便なことを乗り越える、小さなものを描きだし、これを地域のなかま達とコラージュ(積み重ねる)する。そのことで、のちの未来は良くなっていきます!きっと。

千手観音の持ちもの一覧」を参考にしました。


講師:イマハール・ミホ

保育士、また介護福祉士としてのキャリアを持ちと活動。社会福祉に携わる一方、国内外で障害児・者の表現活動のボランティア・ワークショップを積極的に展開。このワークショップでは、精神保健とアウトサイダーアート(生の芸術)を重視し、人々のこころに触れ、喜びと癒しを与える作品づくりをサポートする。


ふだん普通に生きていると、
自分なんて・・・、
なにも成し得ていないのに・・・。
って思いがち。
大きな流れでみると、
未来の人々の役に立っているかもしれないのです。


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こころ織りなす映画、絵画と服飾

世界精神保健デー2024 先行イベント in 三重・津

こころの健康問題に関する世間の意識を⾼め、偏⾒をなくし、正しい知識を普及することを⽬的として、毎年10⽉10⽇を「世界精神保健デー」と定めました。(世界保健機関WHO,1992)


日程: 2024年7月21日(日)
会場: ホテル津センターパレス(三重県津市大門7-15)
入場料: 無料
入退室: 自由
対象: 市民県民のみなさま、医療福祉従事者等(200人)


お申し込み

参加申込フォーム

特定非営利活動法人東京ソテリア
03-5879-4970 daimon@soteria.jp


第一部[12:30 から14:30]

映画「The Clinic ーヤンゴンの精神科にてー」
(87 分,MidiZ 監督.2023 台湾)

政治・経済的に揺れるミャンマーの精神科クリニックを舞台にしたドキュメンタリー。疲れた様子の中年の夫婦。彼らは医師であり、芸術家でもある。彼女は絵を描き、彼は映画を撮っている。彼らの患者はアートセラピーを受けている。そのクリニックはみすぼらしいが、一人ひとりへの「本当の時間」がある。なぜ、この医師夫婦はメンタルヘルスに問題を抱える患者をおおく受け入れるのか?映画はその説明を行わず、事実のみを描写することで、観る人の感情を惑わす特別な体験をもたらしてくれる。

トークライブ「こころを映しだすもの」

アウンミン(本作俳優/医師・映像作家)*online
村上健(精神科医・村上医院院長)
小西良幸(ドン小西・ファッションデザイナー/三重県観光大使)
「内面を映し出すファッション」「人を中心にした服作り」を信条とする小西氏。
さまざまな紆余曲折から5年間にわたるうつへの闘病の経験をもつ。これらか
ら得た人生観は、メンタルヘルス支援に多大な示唆を与えるであろう。

第二部[15:00 から17:00]

映画「The Clinic ーオリジナルー」
(20 分,AungMin 監督.2010 ミャンマー)

シンポジウム「こころを紡ぐ人と地域」

イタリア・ボローニャ精神保健局
イヴォンヌ・ドネガーニ(精神科医・前局長)*online
ソテリア大門(障害者グループホーム)
津市内の精神科入院医療機関より(調整中)
大門地区内の障害福祉サービス事業所より(調整中)
国立精神・神経医療研究センター
平林直次(精神科医・司法精神診療部長)
松本俊彦(精神科医・薬物依存研究部長)
薬物依存症の治療プログラムの開発と普及、自傷行為の臨床、自殺の実態解
明に関する研究を行う。これまでの治療経験から、「人間は薬物を用いる動物
である」といい、日本版ハーム・リダクション(二次被害の低減療法)を提唱
している。

同時開催

こころ織りなす絵画展

アウンクリニック(ミャンマー・ヤンゴン)
一般的な精神療法の概念にとらわれず、患者の表現活動に重点を置いたクリ
ニック。地域に開かれたデイケア室はさながら絵画のアトリエのよう。地域に
根ざした精神医療の実現に向けた「権利に基づくアプローチ」は、WHO ベス
トプラクティスに挙げられている。

大門オールスター(三重県津市)
全国各地から伊勢神宮をめざした伊勢街道。その宿場町のなかでひときわ栄
えた津観音の門前町・大門。いま、障がいのある人をも癒す街に。当日は、
私たちのシンボルでもある津観音をテーマに、大門にある福祉施設の利用者
によるコラージュ大作を発表する。

二見正直アトリエこぶまき(絵本作家・三重県伊勢市)
小学校で不登校を経験し、その後それを乗り越える。デビュー作『もっとおお
きなたいほうを』(福音館書店 2003 年)は、ボランティア団体によってアジア
の紛争地域にある子どもたちに翻訳版が届けられている。2021 年、伊勢市郊
外に創作の場を移し、昨年開講した画塾には7 歳から70 歳代までが通ってい
る。

即席!医療従事者「ファッションチェック!」

当日会場にて、個性を活かすワンポイント・アドバイスも。

 

主催:ソテリア大門(グループホーム)
共催:榊原温泉湯の瀬ラムちゃんパーク、ピュア(就労継続支援)、Psilocybe Inc.
後援: 津市大門大通り商店街振興組合、津市(申請中)、三重県(申請中)

障害者グループホームと就労支援施設の見学・相談会も行っています。

 



違法薬物に立ち向かう方法を考える(part2)

精神保健の普及啓発シンポジウム2023秋

私たち東京ソテリアは、コロナ禍においてアジアとの関係を重視し、中国の民族自治区、タイ、ミャンマーとの交流を図ってきました。そのなかで特にミャンマーでは、違法薬物ビジネスが爆発的に広がっていると聞きました。

果たして、日本型の精神保健によるサポートで、彼ら彼女たちに何を届けられるのか?解決のためにできることを、いっしょに考えてください。


日時 2023年11月12日(日)
13:30~16:00(13:00開場)
場所 新宿区立新宿NPO協働推進センター 1階多目的室
(新宿区高田馬場4丁目36−12)
https://snponet.net
費用 無料
定員 会場70名 オンライン100名

内容

  • 実態の報告① ー市民の観点からー
    ヤンゴンに住まう若者たち
    東京に暮らすミャンマー人
  • 実態の報告② ー精神科臨床の立場からー
    サン・サンオー(アウンクリニック・精神科医)
  • 近い将来の展望に向けて ー精神保健・福祉を支援するー
    東京ソテリアハウス(共同生活援助)
  • 日本型の支援の可能性と限界
    松本俊彦(国立精神・神経医療研究センター・精神科医)
  • 意見交換(逐次通訳付き)

参加登録

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特定非営利活動法人東京ソテリア admin@soteria.jp 03-5879-4970


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