「ボローニャ紀行」より7本の道への道案内

「ボローニャ紀行」の解説ー労働する生きもの(小森陽一)

ほっこりと「人間に生まれてき来て、よかったのかもしれない」と思える道の記。人間が壊れてしまったのだろうか、と思うしかないニュースが毎日報道される中で、人間の尊厳がどこに在るのかを、きっちりすっきりはっきりと考え直すことのできる、日常への案内記。

ボローニャのランドマーク、アッシネッリの塔とガゼリンダの塔が立っている、ポルタ・ラヴェニャ−ナ広場には、「7つの道が集まってきて」いるので、ボローニャへの旅の、「七本」の道、「七つの方向」(二つの塔)からのご案内を申し上げます。

 

一本目 社会共同組合の道
二本目 古いものを新しく活かす
三本目 歴史認識とそれに基づく記憶への道
四本目 討論することによって市民になる
五本目 人間の社会は演劇である
六本目 日常の中に人生を見つける
七本目 人間は労働する生きものである