2020年10月、アルテ・エ・サルーテ再来日! 「マラー/サド」再公演決定!!!

「ボローニャの精神保健における芸術活動を知ろう!」同時開催:公演オーディション

イタリアで、精神科病院の廃止を定めてから41年、医療や福祉の支援者はどのように革新を支え、当事者と家族、地域社会はそれをどう受け止めてきたのでしょうか。

東京ソテリアでは、2018年10月、ボローニャで活動するアルテエサルーテ演劇集団を招聘し公演活動をおこないました。その活動は大きな反響を呼び、2020年10月の再招聘再公演が決定しました。

マラー・サドの演目を東京・浜松・名古屋・大阪の4都市にて公演予定です。
今回は、アルテ・エ・サルーテ劇団とともに出演する日本からの参加者を募集します。

あなたもアルテ・エ・サルーテ劇団とともにマラー・サドに出演してみませんか?
ワークショップ形式のオーディションです。お気軽にご参加ください。

イタリアの芸術活動を体験できるような機会やイタリアの精神保健についても知ることができる機会です。第一部のみのご参加も可能です。ふるってご参加ください。

○日時・場所・定員(定員に達し次第締め切らせていただくことがあります)

【東京】9月7日(土) 第一部:50名 第二部:15名
地域活動支援センターはるえ野(東京都江戸川区春江町2-41-8)
【浜松】9月11日(水) 第一部:50名 第二部:15名
ぴあクリニック内虹の家(静岡県浜松市北区根洗町537-2)
【名古屋】9月14日(土) 第一部:50名 第二部:15名
名古屋市演劇練習館[アクテノン](愛知県名古屋市中村区稲葉地町1丁目47番地 (稲葉地公園内))
【大阪】9月16日(祝月) 第一部:200名 第二部:15名
堺市立南図書館ホール(大阪府堺市南区茶山台1丁目7-1)

13:00 開場受付開始
【第一部】
(要申込。第二部にご参加の方は第一部もご参加ください。第二部に参加される方の支援者およびご家族の方のご参加も歓迎します)
13:30 ボローニャ精神保健の取り組みを知ろう
講演:イヴォンヌ・ドネガーニ(エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局前局長)
14:00 「ソトに出るということ」放映
コメンテーター:
イヴォンヌ・ドネガーニ(エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局前局長)
ナンニ・ガレッラ(アルテ・エ・サルーテ監督)
15:00 【第二部】
(申し込み制)
15:30 オーディション
17:00 終了

🔶第二部概要

○オーディションについて

・監督等との面談形式です

・簡単な病歴もお聞きすることがあります

○オーディションによる出演採用人数

採用人数 各地3名ずつ(4都市×3名 計12名)

○応募条件

イタリア語の能力や、演劇の知識経験は問いません。皆様のご応募お待ちします!

  • 18歳以上
  • 演劇に興味があること
  • 精神科受療経験がある者、もしくは精神科医療従事者(医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、など)、もしくは学生
  • 担当医や支援者と情報交換をさせていただくことに了承いただけること
  • 主治医の理解を得られること
  • 2020年1月(愛知)および9月(ボローニャ)のリハーサルに参加可能であること
    (交通費および滞在費は当法人がご用意いたします)
  • 謝金等のお支払いがない旨了承いただけること
  • 以下、本番の日程いずれかに必ず参加できること
    東京  2020年10月9日(金)10日(土)
    浜松  2020年10月12日(祝月)
    名古屋 2020年10月14日(水)
    大阪  2020年10月17日(金)18日(土)
    ※東京・大阪公演に出演希望の方は2日間の出演が必須

○オーディションの合否について

数日後にご本人宛に通知いたします(当日その場では合否のお知らせができません)

○持ち物

  • ご自身の経歴書(顔写真添付)をお持ちください(書式は問いません。任意の様式で自由に記載ください。演劇を通して何を実現したいのかもお書きください)
  • 動きやすい服装でお越しください

○申し込み方法

こちらのウェブフォームからお申し込みください

ウェブフォームからのお申し込みができない場合、下記の必要事項を明記の上、2020@soteria.jpまでメールをお送りください。→氏名、性別(任意)、年齢、住所、電話番号、FAX(任意)、メールアドレス、以下の中で該当するものを選択してください(医師/看護師/作業療法士/薬剤師/その他医療職/精神科受療歴あり/学生)

○申し込み締め切り

8月31日(土)

○スケジュール

2019年9月 オーディション・出演者決定
2019年11月〜2020年2月 合同トレーニング・リハーサル@愛知
2020年9月 合同トレーニング・リハーサル@ボローニャ
2020年10月 公演本番
10月9日(金)10日(土) 東京:イタリア文化会館
10月12日(祝月) 浜松:クリエート浜松
10月14日(水) 名古屋:場所未定
10月16日(金)17日(土) 大阪:ビッグアイ
※上記の日程以外に、個人での演劇トレーニング・レッスンが必須となります。

【アルテ・エ・サルーテ】
エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局の患者達によるプロフェッショナルな劇団である非営利団体

【マラー・サド】
「マラー/サド(マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者によって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺)」
フランスのシャラントン精神病院に収監されているマルキ・ド・サド侯爵が、患者たちを使い、フランス革命指導者であり、後にシャルロット・コルデーにより浴槽で刺殺されるジャン=ポール・マラーのドラマを描くという設定の劇中劇。実際に精神障害や社会からの疎外を経験した俳優達が、芸術的な感性と巧みな演技力で、革命、そして、人間としての自由を表現している。イタリア国内ならず、中国やスペインでの海外公演でも高い評価を得ている。
脚本:ペーター・ヴァイス/脚色・監督:ナンニ・ガレッラ/オリジナル音楽:サベリーノ・ビテ
制作:エミリア・ロマーニャ演劇財団 アレーナ・デル・ソーレ劇場(ボローニャ)、エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局

イタリア ボローニャで知る精神保健の地域活動 ~食と芸術の旅~

イタリアで、精神科病院の廃止を定めてから41年、医療や福祉の支援者はどのように革新を支え、当事者と家族、地域社会はそれをどう受け止めてきたのでしょうか。
東京ソテリアでは、2018年10月、ボローニャで活動するアルテエサルーテ演劇集団を招聘し公演活動をおこないました。その活動は大きな反響を呼び、2020年10月の再招聘再公演が決定しました。

ボローニャ精神保健局の全面バックアップによる地域活動としての食と芸術活動をめぐる旅。地域活動の中で「食」をどう扱っているのか、「芸術」における取組や運営の歴史は・・・その背景にある医療・福祉施設の視察、イタリアのピアサポーターや家族との、本音の語り合い、社会的協同組合での就労体験、支援者、当事者、家族、行政など、それぞれの立場から、これからの精神保健・医療福祉のあり方について考えましょう。

日程

2019年10月(視察内容は仮であり変更になる可能性があります)

グループA グループB
(芸術)
グループC
(精神保健)
5(土) 東京発ー
同日ボローニャ着
東京発ー
同日ボローニャ着
6(日) 午後 オリエンテーション 午後 オリエンテーション
7(月) 終日 精神保健視察
①医療・デイケア
終日 精神保健視察
①医療・デイケア
8(火) 終日 精神保健視察
②居住・就労・ピアサポートなど
終日 精神保健視察
②居住・就労・ピアサポートなど
9(水) 日伊共同就労支援プロジェクト体験
または近隣都市観光
東京発ー
同日ボローニャ着
日伊共同就労支援プロジェクト体験
または近隣都市観光
10(木) 世界精神保健デー 日伊合同精神保健フォーラム
11(金) 終日 ③地域における芸術活動視察 終日 ③地域における芸術活動視察 ボローニャ発
12(土) 終日 ④地域における芸術活動視察 終日 ④地域における芸術活動視察 東京着
13(日) ボローニャ発 ボローニャ発
14(祝月) 東京着 東京着

※グループA:10月5日(土)~14(祝月)
グループB:10月9日(水)~14(祝月)
グループC:10月5日(土)~12日(土)の3パターンの日程をご用意します。

費用

グループA:333,000円
グループB:260,150円
グループC:285,150円

※ フライト+宿泊 朝食代込み
※ 現地での視察に関する移動費や通訳費も含みます
※ 観劇料や地域活動としての「食」を味わう食事代も含まれます(滞在中全ての食事代が含まれるわけではありません)

世界精神保健デー 日伊合同精神保健フォーラム

10月10日の世界精神保健デーにイタリアボローニャとの合同フォーラムを設けます。日伊双方に精神保健の現状を発表します。

なお、本企画は第62回日本病院・地域精神医学会とスカイプでつなぎ、イタリアの現状の報告を含むディスカッションをおこないます。

世界精神保健デーとは

1992年以降、毎年10月10日を世界精神保健デーと定め、メンタルヘルスについての意識啓発と偏見をなくす活動が行われています(世界保健機構: WHO)。我が国においても、精神疾患や精神障害者に対する正しい理解の促進を図るため、様々な活動を通じて普及啓発が進められています。特に、精神障害者福祉の現場においては、「入院医療中心から地域生活中心へ」という方策を、当事者や当事者家族を含めた地域の共通認識とすることが重要となってきています。

定員

20人程度
精神保健・医療福祉の従事者、当事者・家族、障害者雇用の関係者、行政、その他一般

問い合わせ・申し込み

以下の内容をご連絡ください。

  1. お名前
  2. ご所属
  3. 居住地の都道府県
  4. 希望日程(グループA~C)
  5. 連絡先メールアドレス
    ご一報いただいたのちに担当者よりご連絡させていただき、以下の情報をお聞きしますので、ご用意お願い致します
  6. 連絡先電話番号
  7. パスポートがすでに手元にある方はパスポートコピーをデータでお送りください。まだお持ちでない方は、取得見込み日とパスポートに記載予定のお名前のローマ字をおしらせください。

NPO東京ソテリア:塚本
Tel  03(5879)4970
E-mail info@soteria.jp

 

ボローニャ便り 11月29日

11月29日(木)

エータベータ就労14日目

 

エータベータでの就労も、最終日となりました。

今日は野菜エキスパートのステファニアさんから、たくさんのレシピを教わりました。

1つは、ソテリアエンプロイメントで行なっている移動売店用のレシピとして、イタリアの伝統的なパンのティジェッレ(TIGELLE)。

2つ目は、3種類のお米のリゾット。

3つ目が、昨日下準備をしておいたノルマソースのパスタです。

ティジェッレの基本の材料は小麦、牛乳、お水、バター、お砂糖、お塩、イースト菌です。

お砂糖は入れても入れなくても良いが、入れると生地の発酵が促進されると教わります。

材料を順番に混ぜ合わせて、暖かい場所に置いて発酵をさせます。冬場は発酵に適した温度の24〜25℃に設定をしたオーブンに入れると、より良いそうです。

目で見て確認をして、生地が2倍程度まで膨らんだら発酵完了のサインです。

時間は夏場と冬場、気温と湿気によって変わってくるので、その都度確かめる事が大切だと言っていました。

3種のお米のリゾットは、ラディッキオという野菜のリゾット、カボチャのリゾット、ビートのリゾットでした。

オリーブオイルを熱して玉ねぎを炒め、お米と野菜のスープ、具材を入れて炒めます。お米が十分な固さになるまでスープを補充しながら炒め続け、最後にバターを和えて完成です。

ラディッキオのリゾットのみ特殊な工程が続き、見た目を良くする為に型にラディッキオを敷いてリゾットを敷き詰め、オーブンで焼いていました。

ラディッキオは苦味のあるリゾットなので、砂糖で甘く煮た玉ねぎを乗せていました。相反する味を同時に楽しむ事ができ、非常に美味しかったです。

カボチャのリゾットにはアマレッティというイタリアの焼き菓子を砕いて散らしていたのも面白く、印象に残りました。

ノルマソースのパスタは以前持ち帰ったレシピとはまた少し異なり、今が旬ではないフレッシュトマトの代わりにトマトソースを使って作りました。

料理に正解や決まりきった分量は何一つなく、アート(見た目)であり、味を楽しむものであり、作り手によって自由に無限大に変化していくものなのだと思い知らされました。

基本的なレシピはもちろん学ぶ必要があります。でも、そこからどうアレンジするかは料理人次第。

分量よりも、調理の感覚や目利き、手の感触を研ぎ澄ませる事が、料理人にとって何よりも重要なのだと教わりました。

今回のエータベータでの就労を通して、その事を強く学んだ1ヶ月間となりました。

 

最後に、エータベータの皆さん、精神保健局のドネガーニ先生、カテリーナ先生、イタリアで関わってくれた皆さん、共同生活をして通訳をしてくださった栗原さん。

そして、イタリアでの生活・就労の機会を与えてくださったソテリアエンプロイメント代表の野口さん、塚本さん、本当にありがとうございました!

Nより

ボローニャ便り 11月28日

11月28日(水)

エータベータ就労13日目

今日は午前中に、エータベータでソテリアエンプロイメントのA型のメンバーとSkypeのテレビ電話でやりとりをしました。

移動売店で提供予定のティジェッレの事や、オレンジカフェのメニューにあるレシピの質問、新メニューの事などメンバーからの様々な質問にエータベータのジョバンナさんが答えてくださいました。

そのやり取りを終えた後は、エータベータで10年以上長く働いているロザンナさんと一緒に、以前習ったトルテッローニ(Tortelloni)の復習です。

(以前習ったトルテッローニのブログ→https://soteria.jp/a/3778)

 

今回詰める中身は、カボチャと卵黄、パルミジャーノにナツメグ、お塩、アマレッティというイタリアの焼き菓子を混ぜ合わせたものでした。

詰める時にある程度固さが必要なので、パルミジャーノでその調整をします。

基本的にトルテッローニの中身は何を詰めても良く、ボローニャの伝統的なおヘソの形を作る事が難しければ、上下をくっ付けるだけのサルビアという三角形の形でも良いそうです。

前日に作っておくとより美味しくなり、その場合は1人前を冷凍させておいて、茹でる時に解凍はせずにそのまま沸かしたお湯に入れて茹でるだけだと教えてくれました。

家庭の冷凍庫で半年くらいは持つそうです。

今日作ったトルテッローニに和えるソースはチーズのソースか、またはバターでした。

カボチャの甘さとチーズが相まって、とても美味いパスタでした。

休憩中はアリアンナさんとお話しをして、こんなアドバイスをくれました。

「仕事をしている間は自分の過去の事を忘れられる。パスタを作る事で、材料と一緒に自分の考えや思いを混ぜている。悲しい気持ちは発散させて、自分の喜びを混ぜれば喜びのパスタになる。あなたもやってみて」

調理を仕事としての方法だけではなく、自分自身と繋ぎ合わせて自己と向き合いながら調理の事を学んでいる彼女の姿に、刺激を受けました。

午後は明日に教わるノルマソースの下準備をして、今日の就労は終了です。

 

夜はアルテサルーテ劇団の演劇を観にボローニャの劇場へ。

普段は「チャオ!」と皆んなとてもフレンドリーですが、舞台の上ではガラッと表情が変わり、真剣に演劇をしている彼らがとても眩しく見えました。

イタリアでの生活も、残りあと1日です。

Nより