ワークショップのご案内「障害から再生する試み ~ ボローニャの木片を使って」

イタリア・ボローニャ郊外に社会的協同組合Etabeta coop(エータベータ)はある。障害のある者もない者もともに働く連帯の意識は、地域であらたな可能性を拡げている。このワークショップで取り上げる木製玩具はEtabetaで制作され、児童教育や障害者のアートセラピーに用いられている。

テーマ

治療の道具としての「手と自然物」
自然の素材に触れ、それを使った教示と対話を通し、認知・情緒・行動に変容をもたらすことを体験してください。

内容

世界を、障害のある者もない者もともにより良い未来へ─ かつて、レンガの家に薪を灯した人々のこころに、互いを支え合う気持ちは当たり前に存在し、それは、障害児・者ともに生きる社会を育んできました。

レンガ色の中世の街、ボローニャから持ち込まれた木の切れ端は、木に触れ、木を感じてもらうことで、人や社会に対する意識を変えようという願いを結集して作られました。ワークショップでは、木片を積み重ねていくことで、自らの表現を勇気づけ、未来を想像し、障害からの回復を感じていきましょう。

次世代の自主製品を担う、就労支援に携わる方々にも参加していただければと思っています。

対象

障害児・者、その家族、医療・保健福祉の従事者

講師

Joan Crous(ジョアン・クラウス)
社会的協同組合Etabeta coop代表 芸術家

日時・場所

  • 江戸川セッション 
    2017年8月27日(日)11:00-13:00
    地域活動支援センターはるえ野
    江戸川区春江町2-41-8   ℡03(5664)6070
  • 名古屋セッション
    2017年8月30日(水)10:00-12:00
    就労支援事業所キラリア円頓寺
    名古屋市西区那古野2-12-5 ℡052(583)8118

参加費

無料

問合せ

NPO東京ソテリア(塚本)
℡ 03(5879)4970 ✉ info@soteria.jp
※お席に限りがございますので、事前の申し込みをお願いします。


主催

日本・イタリア精神障がい者共同就労支援プロジェクト(NPO東京ソテリア)

障がいのある人にもない人にも、「働き方改革」が求められています。すべての人が仕事への意識と働く意欲を高め、組織全体の生産性の向上を図るために、過労とこころの健康の再認識など、これまでの雇用のあり方を見直すことが必要になっています。私たちは、イタリアの社会的協同組合との事業提携を踏まえ、精神障がいのある人とともに、仕事と生活、社会との調和のとれた働き方を実現していきます。


Eta Beta coop とは

1992年設立(イタリア・ボローニャ)物質関連障害のある人を対象としたリハビリテーションと就労・雇用支援を提供。芸術的活動のほか、調理、清掃、農作業、手工芸、クリーニング等の事業を実施。社会的協同組合 A型/B型 http://www.etabeta.coop


関連イベント