始まりました!
今日は、テーマを、
【治療ネットワーク】として、
9時~18時30分までの視察でした。
訪れた先は、
①SPDC(診断と治療のための精神医療サービス)
②CSM(精神保健センター)
③SERT(薬物依存症サービス)
④サイコラジオ
「精神科病院のないイタリア」で、
精神症状を持ったときに、どう「治療」を受けるのだろうか?
疑問に思う方、いるかと思いますが、
それを見てきました!
先ずは、
①SPDC(診断と治療のための精神医療サービス)
これが、総合病院の中にあります。
ここは、「救急の外来」を持ち、
精神科の治療のための「入院のベッド」を持っています。
ただ、外来はない!
ポイントは、ここが「総合病院」だということ。
そして、「強制的な関わり(服薬に関しても)」 をしないということ。
入院患者さん15~18人に対して、
精神科医6人、看護師22人で対応しているということ、
入院日数は、15日ということでした。
そして、そこには、「外来はない」。
では、
退院したらどうなるか?
というと、
②CSM(精神保健センター)
です。
ここには、「外来がある」
でも、「ベッドはない」。
ポイントは、ここは、「地域の中の医療現場」ということ。
だから、「医師も、白衣を着ていない」。
フラットな関係で、治療を行う場所、とのことでした。
そして、
この【総合病院の中で、入院治療が出来る場所】と、
【地域の中で、外来治療を行う場所】が、
1978年のバッザーリア法成立と共に出来たとのことでした。
いずれも、
「人が中心」というのを強く感じました。
つまり、「人によって」プログラムを個別に立てて、 その人に必要なプログラムを作るのだそうです。
そして、
「強制は、いかなる時にもやらない。
それは、意味がないから」
とのこでした。
そして、この
「強制は、いかなる時にもやらない。
それは、意味がないから」は、
精神疾患の人の治療施設だけでなく、
③SERT(薬物依存症サービス)
でも、同じ。
特に薬物は「本人がやめよう」と思わないとやめられない、
だから、意思を持って、外来に来た人でないと受付られない、 とのことでした。
「やめることを支援する」のではなく
「減らすことを支援降る」「本人の幸福を支援する」 とのこでした。
あとは、「二次罹患」を避ける、ということ。
そして、ここでも、「白衣はありませんでした」
「地域ですから!」
とのことでした。
そして、
社会にあるスティグマを解除するためにも、
④サイコラジオ
メンバーとスタッフで番組を作り、
全国の大きなラジオ局で仲和して貰っているとのことでした。
……
いずれにしても、ポイントは、
「地域で!」
ということだと思いました。
……
写真は、「総合病院の中に、精神のベッドはある!」
だと、思いました
ねてる