名古屋から移動 / アルテ・エ・サルーテ劇団オーディション@大阪

今回の愛知滞在中はゲストハウス浜茶屋に宿泊しました。
愛知県の知多半島の先端にある南知多町にあるゲストハウスで、障害があってもなくてもだれでもが安心して宿泊できるユニバーサルデザインのゲストハウスです。ここでは障害がある方もない方も対等に働いており、その就労支援に東京ソテリアもかかわっています。
目の前が一面の海で、朝は波の音で目が覚めます。
そんな場所で少し昨日のことを振り返ったり、仲間と打ち合わせを重ねたり・・・。
これからのこのプロジェクトでも、リハーサルやミーティングなどたくさんこの場所は登場してきます。
ぜひみなさんも一度いらしてくださいね。

ようこそ 浜茶屋へ

翌日、16日(月)はアルテ・エ・サルーテ劇団オーディション@大阪。
最後のオーディションである大阪会場を迎えました。
今回オーディションを行った東京・浜松・名古屋・大阪の中で、最も早く応募定員に達したのが大阪会場でした。
熱意溢れる方が多いのかなというワクワクを感じつつ…
東京ソテリアにとって、大阪はこれまで活動の基盤がほとんどない土地です。
なので、どんな雰囲気になるのだろうかとドキドキした気持ちも持ちつつ会場に入りました。
会場は、来年公演を行う予定の堺市にあるビッグアイという会場の隣にある堺市立南図書館ホールでした。
第1部と第2部あわせて、約30名の方が参加されました。

まずは第1部のワークショップがスタート。
大阪では、昨年アルテ・エ・サルーテの活動を行っていないこともあり、昨年の劇を観ていないという方が多かったため
アルテ・エ・サルーテ劇団のことや昨年のマラー/サドの演目について、丁寧に紹介していきました。
会場のみなさんは、食い入るように見つめる方もいれば、これからのオーディションに向けて緊張で落ち着かないという方もいらっしゃいました。

そして、いよいよ第2部のオーディションがスタート。
このオーディションのために普段はしない赤いネクタイを身につけてきた方や、家族の反対を押し切って参加しましたという方など、色々な方がいました。
それぞれ、自分のことをアピールできたようで、オーディションが終わった後はホッとされたようでした。
オーディションと並行して行う小道具作りワークショップでは、みなさん普段から話すことに慣れていらっしゃるのか、途中で途切れることなく話が盛り上がりました。
最後は、ボローニャに関する質問が多く上がり・・・
「飛行機で何時間くらいで着くのか」「時差は?」
「治安は良いのか?」「食べ物は美味しいのか」などなど
はやくボローニャに行ってみたい!という雰囲気を感じながら、ワークショップ・オーディションは終了しました。

今回の運営にあたって、大阪という初めての土地での企画で、始まる前は不安な部分も多くありましたが
みなさんがとても暖かく迎えてくださったおかげもあり、無事に終わることができました。
来年に向けて、今回参加いただいたみなさんに今後もご協力いただくことがあるかもしれませんが、その時はまた力を貸してください。
大阪のみなさん、今回は本当にありがとうございました。

そして、東京・浜松・名古屋・大阪でのオーディションが全て終了いたしました。
ご参加いただいたみなさん本当にありがとうございました。
運営での不手際があり、時間通りに終わらなかったりとご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
どの会場でもみなさん熱意を持って参加くださっており、このオーディションにかける気持ちが伝わりました。
みなさんの熱意にしっかりとこたえ、これから選考していきます。

また、会場でもお伝えいたしましたが、オーディションなので合格・不合格は必ず出てしまいます。
ですが、それはあくまで結果であって、重要なのは、イタリアの劇団オーディションという一生に一度あるかないかという機会にみなさんが勇気を持って応募してくださったこと。同じ想いを持つ仲間と出会い・想いを語り合った経験ではないかと思います。この経験したことを大切にしていただけたら嬉しいです。

加えて、それぞれの会場で同じオーディションを受けた仲間の中から来年の公演に出演する方がいらっしゃいます。その方をみんなでぜひ応援しましょう!
来年2020年の再公演まで引き続き応援よろしくお願いします。