東京ソテリアでは、2018年10月、ボローニャで活動するアルテエサルーテ演劇集団を招聘し公演活動をおこないました。その活動は大きな反響を呼び、2021年10月、日本との共同制作により映像作品として上映されました。精神科病院を撤廃したイタリアで、自ら障害と向き合う人々が創り上げた舞台は、状況が大きく異なる日本の観客にも強烈なメッセージを投げかけます。そして、2022年10月にも新たなマラー/サドの舞台を作り上げます。ボランティアとして合唱に参加いただける方を募集します。
■ 2021年公演ホームページ
https://marat-sade.com/
今回は、マラー・サドの演目を福島・山形・東京・名古屋・沖縄の5都市にて公演予定です。そこで、沖縄・山形・東京公演での合唱隊メンバーを募集します。
■ 公演日
- 沖縄(2022年10月5日)
- 山形(2022年10月7日)
- 東京(2022年10月10日)
■ 歌唱曲 Mattia sì, ma schiavi no
※参考 作品紹介(多言語配信版) https://theatreforall.net/movie/maratsade/
Mattia sì, ma schiavi noは、劇中ラストで使用される曲です。ボランティアとして参加いただくのは、この曲のみです。歌詞はこちらです。
■ 応募条件
- 18歳以上
- 演劇に興味があること
- 精神科受療経験がある者、精神科医療従事者、地域市民、学生
- 担当医や支援者と情報交換をさせていただくことに了承いただけること
- 主治医の理解を得られること
- イタリア語の歌詞を覚えられること
- 謝金等のお支払いがない旨了承いただけること
- 日本国内での稽古、リハーサルに参加可能であること(交通費は自費となります)
- 本番の日程に必ず参加できること
お申し込み
※人数制限有。申し込み後に採否のご連絡をします。
■ 申し込み締め切り 2022年6月30日
アルテ・エ・サルーテ
エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局の患者達によるプロフェッショナルな劇団である非営利団体
マラー・サド
「マラー/サド(マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者によって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺)」
フランスのシャラントン精神病院に収監されているマルキ・ド・サド侯爵が、患者たちを使い、フランス革命指導者であり、後にシャルロット・コルデーにより浴槽で刺殺されるジャン=ポール・マラーのドラマを描くという設定の劇中劇。実際に精神障害や社会からの疎外を経験した俳優達が、芸術的な感性と巧みな演技力で、革命、そして、人間としての自由を表現している。イタリア国内ならず、中国やスペインでの海外公演でも高い評価を得ている。
脚本:ペーター・ヴァイス/脚色・監督:ナンニ・ガレッラ/オリジナル音楽:サベリーノ・ビテ
制作:エミリア・ロマーニャ演劇財団 アレーナ・デル・ソーレ劇場(ボローニャ)、エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局