【名古屋】日本・ミャンマー・イタリアをつなぐ絵画展と映画祭 ~障害のある人の文化芸術のいま~

世界精神保健デー記念 こころ支える絵と映画
アウトサイダーアート・フェア2023 in Nagoya
ーこころの健康は私たちの大切な権利ー

WHO(世界保健機関)では、毎年10月10日を世界精神保健デーと定めています。今年のテーマは、Mental Health is a Universal Human Right 。世界では、70年以上にわたり、こころの健康が身体の健康と同じように扱われるよう取り組んできました。メンタルヘルスの問題は、日々の生活や仕事、家族、コミュニティに存在し、だれにでも影響を与えます。私たちは、個人として、社会として、精神の障害を可能な限り低減するためにできることをしなければなりません。今回会場で、精神の危機における「普遍的な権利」としての芸術について知り、それを守る必要性、そして困難に直面している場合には支援を受けることの重要性について考えましょう。

精神的な危機、障害、マージナリティ(社会の辺境)にある人々によって、直感に基づいて作られた作品を発表しています。これらのアーティストは、しばしば独自の視点や表現方法を持ち、社会の主流の美術の枠組みに属さない、独創的な作品を制作することがあります。2017 に続く本年 2023 では、アーティストの創造性と表現の自由を尊重し、彼らの作品を広く公開する場を提供します。メンタルヘルスの困難な状況にある/あった人々の、「普遍的な権利」としてのアートを共有する機会を得ることができます。これにより、異なる視点やの多様性と、芸術の可能性を広げることを目指します。

2023年10月6日(金)15:30開場 16:00開始
愛知芸術文化センター12階・アートスペースA
(愛知県名古屋市東区東桜1丁目13-2 栄駅より徒歩3分)

15:30- 開場
16:00- 日伊共同演劇プロジェクト出演者による短編劇
16:30- 映像による絵画展
17:00- ワークショップ①
アウトサイダーアート評
アウンクリニック(ミャンマー・ヤンゴン)
アルテアルーテ劇団(イタリア・ボローニャ)ほか
18:00- ワークショップ②
こころのドキュメンタリーwithミャンマー
The Clinic, 2013
旧ビルマの社会主義政権下で育った主人公は、医学教育を受け、町医者として長い年月を患者と共に歩んできた。彼のもとに訪れる患者たちは、それぞれが抱える問題と闘いながらも、命の尊さを求めている。しかし、主人公自身もジレンマに悩まされている。医師としての役割を果たす一方で、自身の内なる葛藤や迷いに立ち向かわなければならない狭間で苦悩する。本作は、医療の現場における、人間的な弱さと使命感の両面を描き出し、医師と患者の希望の尋求を問いかける。
Heart Broken Bird, 2017
2015年、政治の改革期における精神科診療所の、開設当初を追ったドキュメンタリー。双極性障害を抱える若きアーティストが、自身の問題に立ち向かい、芸術家となることを求める姿に焦点を当てる。成長と挑戦の軌跡に沿いながら、社会のなかで直面する困難と秘めた情熱とが交錯する現実の物語。ビルマの歴史的な変革期における精神の危機とアート、その重要性をテーマに、人間の内なる強みを探求する。
Di Bambini e Bellezza, 2020
2020年アウトサイダー・アートフェスティバルの為に制作されたこのビデオ作品は、アイロニック、そして、詩的に“美しい”とは何かを表現している。大人は、往々にして、子供たちを楽しませることに満足し、子供たちにも“美”に対する権利があることを忘れてしまっている。何が好きなのではなく、それは、私たちにとってどのように必要なのか、どんなことを考えさせてくれるのか、美を感じる為にに私たちの存在を満足させるものとは何なのか?!?美とは、形と内容の微妙なバランスの探求なのでは?重さと軽さの間にあるのか?または、笑顔と涙の間にあるのか?私達がつくる児童向け演劇の中にそれを見つける。
19:30- アフタートーク
Mental health is a Universal Human Right? / こころの健康は「普遍的な権利」と言えるか?
20:15 終了予定

アウン・ミン(ミャンマー)
総合医・精神科医。脚本家・映画監督。1991年より、ミャンマー・イロワディ地区のへき地医療を担う。(2008年5月、同地区はサイクロン・ナルギスに襲われ、史上最悪の自然災害を被った。)医師としてのキャリアのなかで、長編・短編小説や美術誌などを執筆。初の監督作品である短編ドキュメンタリー「The Clinic, 2013」では、自ら携わる医療現場を映し出した。また、現代の若き僧侶の青春を描いた長編映画「The Monk, 2014」では脚本を担当し、ロッテルダム国際映画祭、シンガポール国際映画祭などに出品され注目を集める。2015年、サン・サンオー博士とともに、脱施設化に向けた取り組みを開始。クリニックを改修し、重度の精神障害者のためのコミュニティスペースとして、アートセラピーに従事している。現在、映像専門学校Yangon Film Schoolなどで映像制作者の指導に当たるなど、精神保健と芸術分野において広く信頼を寄せられている。2013年、2015年、日本の映画関係者との交流のため来日。

ガブリエレ・テザウリ(イタリア)
イタリア・コレッジョ市評議員(文化・芸術担当)。エミリアロマーニャ州立ペドラッツォーリ劇場の芸術監督。アルテサルーテ劇団の散文演劇プロジェクトのディレクターとして、トレーニングコースの指導を担い、いくつかの国家的賞を受賞した(ヒストリオ賞, 2002、ウブ賞, 2004、全国こころの賞・批評家賞, 2013など)。現在、ボローニャ市のガローネ演劇学校で演技講師を務めるほか、関係機関と協力し、障害者芸術の普及啓発にも取り組む。2022年、東京ソテリアによる「マラーサド」舞台の演出のため来日。

イマハール・ミホ(日本)
保育士としてのキャリアを持ち、また介護福祉士としても活動している。現職では、株式会社マザーズに所属。社会の福祉に携わる一方、国内外で障害児・者の表現活動のボランティア・ワークショップを積極的に展開している。これまで広く舞台芸術のサポートをおこなうなか、精神保健とアウトサイダーアートに傾倒。人々のこころに触れ、喜びと癒しを提供するよう努めている。児童劇(東京四谷,2021)、イタリア演劇(名古屋, 2022)など客演多数。


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本フェアは、特定の政治、経済、宗教などとは関係のない内容を取り扱うものです。参加者のバックグラウンドや信条に関係なく、多様な視点からの参加を歓迎いたします。
This fair focuses on topics unrelated to specific politics, economics, or religion. Participants from diverse backgrounds and beliefs are welcome to join, as we encourage perspectives from various viewpoints.

お問い合わせ

東京ソテリア事務局(新宿区四谷1-10-5)
Phone: 03(5879)4970 | E-mail: info@soteria.jp

主催
東京ソテリア

共催
株式会社マザーズ, 株式会社シロシベ

後援
愛知県, 名古屋市

協力
エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局, エミリア・ロマーャ演劇財団, アルテ・エ・サルーテ APS

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