Etabetaで働きのこ まわるまわるEta Beta!

工場などで廃材となった”ロール芯”がEta Betaに運ばれてきて塗料(防腐剤など)が塗られ、バジリコ(こちらももちろんEta Betaで育てられたもの)が上に置かれ出荷されます。これらは再生され街の植物園に大きなトラックで運ばれて行くのだそうです。いつもいつもなにかが運ばれてきて、次々出荷されています。写真の後ろ姿は木工部門の責任者マルコさん、とっても優しい方です。マルコさんだけでなくみんなみんなとっても優しく接してくれます。そのきのこもEta Betaで再生され出荷(帰国)される日が近づいてきました。

ボローニャの現代美術館Mamboへ行く!

ボローニャの現代美術館Mamboでクリスチャン・ボルタンスキーの”Anime.Di luogo in luogu”を鑑賞しました。

ボルタンスキーのことについて日本の庭園美術館のサイトより引用しますね。

フランスの現代美術家クリスチャン・ボルタンスキー(1944年-)は、映像作品やパフォーマンス性の高い作品を制作していた初期から現在まで一貫して、歴史の中で濾過される記憶の蘇生、匿名の個人/集団の生(存在)と死(消滅)を表現してきました。
自己の幼年時代の再構築にはじまるボルタンスキーの記憶をめぐる探求は、次第に他者の記憶のアーカイヴへとその主題を移し、1980年代には、ヨーロッパを中心に歴史認識を再考する議論が活発化した社会状況や、ユダヤ系フランス人の父親の死に呼応するように、先の大戦にまつわる歴史と記憶、殊にホロコーストを想起させるようになります。写真や衣服、ビスケットの缶などごく日常的な素材に人間の根源的なテーマを滑り込ませるインスタレーションは、それを知覚する鑑賞者の感情を揺り動かし、見るものと見られるものの記憶の交錯を生み出します。

「La balena」を屋外劇場で見る!

「La balena」を屋外劇場で見せて頂きました。この日は6月26日で37年前の6月27日にこんな惨劇があったのだそうです。この事件をテーマに扱った作品「La balena」を見ることができました。

1980年6月27日には、島の近海でイタビア航空870便事件が発生した。イタリアの航空会社の国内便旅客機(ボローニャ発パレルモ行き)が、島の北東25kmで空中爆発し、乗客乗員81名全員が落命した事件である。この事故ではなんらかの爆発が発生したことが判明しているが、その具体的な原因については諸説が唱えられており(テロとも、軍による空対空ミサイルの誤射ともされる)、はっきりしない。この事故は、島を不幸な形で有名にしてしまった。

講演の後Museo per la Memoria di Ustitaで事故のあった機体を見ました、奇しくもこの時期にボローニャにいることができ、この事件のことを知ることができたことは意味深いことだと感じます。観光で来ているのとは違うボローニャを知ることができた夜でした。