精神保健スタディツアーのご案内 「イタリア ボローニャで考える バザーリア法40周年 -イタリア精神保健の現在と日本のこれから-」

おかげさまで多くの方のお申し込みをいただきました。お申し込みを締め切らせていただきました。


イタリアで、精神科病院の廃止を定めてから40年、医療や福祉の支援者はどのように革新を支え、当事者と家族、地域社会はそれをどう受け止めてきたのかボローニャの歴史と現場の声に、日本からの論客を交え、ともに話し合いましょう。
また、ボローニャ精神保健局の全面バックアップによる医療・福祉施設の視察、イタリアのピアサポーターや家族との、本音の語り合い、昨年より社会的協同組合で始められた「日伊精神障害者共同就労支援プロジェクト」での就労体験、支援者、当事者、家族、行政など、それぞれの立場から、これからの精神保健・医療福祉のあり方について考えましょう。

日程

2018年5月
12(土) 東京発ー同日ボローニャ着
13(日) 午後 オリエンテーション
14(月) バザーリア法40周年記念 日伊合同精神保健フォーラム
15(火) バザーリア法40周年記念 日伊合同精神保健フォーラム
16(水) 終日 精神保健視察 ①医療・デイケア
17(木) 終日 精神保健視察 ②居住・就労・ピアサポートなど
18(金) 日伊共同就労支援プロジェクト体験 または近隣都市観光
19(土) ボローニャ発ー翌20日東京着

費用

288,000円 (フライト+宿泊 朝食代込み)
※現地での通訳費も含みます

定員

20人程度
精神保健・医療福祉の従事者、当事者・家族、障害者雇用の関係者、行政、その他一般

日伊合同精神保健フォーラム

「革新し続けよう、過去を見失ってしまわないように CHI NON INNOVA RISCHIA DI PERDERE IL PROPRIO PASSATO」
基調講演 「イタリア精神保健の40年と将来の展望(仮)」ボローニャ精神保健局
テーマA こころの健康問題をめぐる日伊のサポートモデルの比較
テーマB 地域精神保健における治療、リハビリテーションの現在
日本とイタリアの医療機関・福祉施設、社会的協同組合、当事者・家族などによる発表

日本からの論客(予定)

  • 安保寛明(看護師 山形県立保健医療大学)
    「精神保健福祉医療の近況と変化の兆候」
  • 大熊一夫(ジャーナリスト 第一回バザーリア賞受賞)
    「精神病院を捨てたイタリア、捨てない日本」
  • 近藤克明(介護福祉士 就労支援キラリア)
    「日本の就労支援と社会的協同組合モデルの援用の可能性」
  • 増川ねてる (ピアサポーター 東京ソテリア)
    「当事者の当事者による当事者のためのバザーリア法」
  • 蓑島豪智(医師 いわくら病院)
    「精神医療から精神保健への転換を目指して ー退院促進に向けたリカバリー志向の取り組み」
  • 村上健(医師 村上医院)
    「精神科病棟を廃止して ー病棟経営、社会資源との連携、患者満足など」

問い合わせ・申し込み

申し込みは、定員に達したため終了いたしました。

日伊精神障害者共同就労支援プロジェクト(NPO東京ソテリア:松本・塚本)
Tel  03(5879)4970
E-mail info@soteria.jp

「日伊精神障害者共同就労支援プロジェクト」とは

障がいのある人にもない人にも、「働き方改革」が求められています。すべての人が仕事への意識と働く意欲を高め、組織全体の生産性の向上を図るために、過労とこころの健康問題の再認識など、これまでの雇用のあり方を見直すことが必要になっています。私たちは、日本の就労継続支援A型事業とイタリアの社会的協同組合との「食」「農」「福祉」における事業提携を踏まえ、精神障がいのある人とともに、仕事と生活、社会との調和のとれた働き方を実現していきます。