【9月7日】ボローニャ修行の5日目

【9月7日】ボローニャ修行の5日目(パヌスメンバーの研修最終日。これまでやって来たことを試してみて、みんなでパーティー)

12:20.

パヌスのみんなを見送って、僕はちょっと(…結構かも知れない)、淋しい気分になっていました。一週間一緒にいて…結構仲良くなったんです。今週の初め、月曜日とは違っていて…

ほんと、「OhYeah」な感じで…

グーを合わせて、「やったね!」を分かち合うようになっていて…

仕事が終わって、送迎の車の準備が出来るまでの休憩…お別れまでの10分位の間、僕は、YouTubeで、「僕は、この日本人が好きなんだ」と蛯名健一の動画を一緒にみたり…

そんな風になっていました。そして、

 

「らがっつぉ」たちの車の準備が出来た時、「そろそろ行きますよー」声がかかった時、僕がみんなにかけたのは、

 

「幸運」

 

という言葉でした。

こころから思いました。

(そして、そうすると中の一人が言うんですよ。日本語ではなんて言うの?って。わっ、あんまり言わないなーーー 困ったな、思ったものの、そうか! 「幸運を祈る!」だよ。

「こううんをいのる」、彼は僕の言葉を何度か、何度か繰り返し…。車に向かって行きました)

 

そして、

そういうことなんだと思います。

「興味のあるところに、道がある!」

と言いますか。

「一人一人が、世界に対して他者に対して、“怖れなく”興味を持って前に向かっている」

と、言いますか…

 

何度、「日本語では何て言うの?」聞かれたことか…

 

そして、そういうことが出来る場が、この場なんだなと思います。

 

—————————–

そして、そういうことが出来る場が、この場なんだなのエピソード、

もう一つ。

 

それは、今日のピッツァ作成のとき。

具材、どうしようか?

今度は、ピッツァ・ビアンコね。つまり、白いヤツ!

ならさ、オリーブ入れたいんだけれども…

「ノン。今回はオリーブではなく」

オリーブがいいよー

「ノン、」

オリーブ!

「わかったわよ。オリーブ、その瓶開けて」

 

新品のオリーブの瓶が開きました。

そして、ピッツァに使うだけでなく、そのままのオリーブを食べ…(隠れて…とは言え、ジョバンナさんの前で…つまりは、ジョバンナさんも、当然(僕らが)食べていることは知ってる(と思います…)訳で)

「ぶおーの! Buono!」

って、やっていました。

そんなふうにして、

(危ないこと、決してダメなこと、、、進行の妨げや、ちょっと誰かが傷つきそうなことなんかは、すぐに声かけて止めさせるのですがそうでないことに関しては)「もう、仕方がないね」と言う感じで、

その人の「興味が向かっているところ」に、ジョアンナさんは意識を向けています。

(あ、なので、よくない興味の向け方になったと思ったら、すぐに介入できるのでしょう…)

 

いい悪いという「定規の側」から人を評価的に観るのではなく、

「その人の側」から、その人が観ているのも観るという感じ。

(では、「定規は?」それは、自分の中にしっかり持っている…のです…。だからぶれないし、なんといっても、「本末が転倒しない!)

 

それがとっても、大切なことなんだと思いました。

 

—————————–

だから、

食事が始まると、、、

EAT BETAの他の人たちもやって来て、

「お、ピッツァだね」

「美味そうだね!」

「ストーリー」

なんて、なるんだなぁって、今の今、これを書いていて思いました。

 

そして、

「これが、俺のピッツァの生地だかんね」

「今日は、ピッツァを作るんだ!!」

「俺の、食べてもいいよ!」

なんて言って作ったご飯は、ほんと美味しい。

 

作りたくて作っているご飯は美味しい!!

 

それをほんと、感じました。

 

「大切なことは、楽しんで作ることだよ」

それは、ファンタジーではなく、実際に、食べ物を美味しくしているって、学びました。キャンプで作ったのもや、大切な人・好きな人のために作る(作られた)ご飯がおいしい…って、それはもう僕らはみんな知っていること。それを、料理の実習で、習ったこの一週間でした。

—————————–

そして、

「ねてる、車乗る?送って行くよ」

 

ということには、今日はいいです。一人で帰ります。

と、みんなでいたい気もちより、「一人で移動できるようになる!」という今日の(一つの)目的達成を遂行することにして、

一人でバスに乗り、帰ってきた金曜日、

 

一週間の終わりの日でした。

 

みなさん、

幸運!

 

ぼーん さばと! Buon sabato!

 

増川ねてる