ボローニャ便り 11月28日

11月28日(水)

エータベータ就労13日目

今日は午前中に、エータベータでソテリアエンプロイメントのA型のメンバーとSkypeのテレビ電話でやりとりをしました。

移動売店で提供予定のティジェッレの事や、オレンジカフェのメニューにあるレシピの質問、新メニューの事などメンバーからの様々な質問にエータベータのジョバンナさんが答えてくださいました。

そのやり取りを終えた後は、エータベータで10年以上長く働いているロザンナさんと一緒に、以前習ったトルテッローニ(Tortelloni)の復習です。

(以前習ったトルテッローニのブログ→https://soteria.jp/a/3778)

 

今回詰める中身は、カボチャと卵黄、パルミジャーノにナツメグ、お塩、アマレッティというイタリアの焼き菓子を混ぜ合わせたものでした。

詰める時にある程度固さが必要なので、パルミジャーノでその調整をします。

基本的にトルテッローニの中身は何を詰めても良く、ボローニャの伝統的なおヘソの形を作る事が難しければ、上下をくっ付けるだけのサルビアという三角形の形でも良いそうです。

前日に作っておくとより美味しくなり、その場合は1人前を冷凍させておいて、茹でる時に解凍はせずにそのまま沸かしたお湯に入れて茹でるだけだと教えてくれました。

家庭の冷凍庫で半年くらいは持つそうです。

今日作ったトルテッローニに和えるソースはチーズのソースか、またはバターでした。

カボチャの甘さとチーズが相まって、とても美味いパスタでした。

休憩中はアリアンナさんとお話しをして、こんなアドバイスをくれました。

「仕事をしている間は自分の過去の事を忘れられる。パスタを作る事で、材料と一緒に自分の考えや思いを混ぜている。悲しい気持ちは発散させて、自分の喜びを混ぜれば喜びのパスタになる。あなたもやってみて」

調理を仕事としての方法だけではなく、自分自身と繋ぎ合わせて自己と向き合いながら調理の事を学んでいる彼女の姿に、刺激を受けました。

午後は明日に教わるノルマソースの下準備をして、今日の就労は終了です。

 

夜はアルテサルーテ劇団の演劇を観にボローニャの劇場へ。

普段は「チャオ!」と皆んなとてもフレンドリーですが、舞台の上ではガラッと表情が変わり、真剣に演劇をしている彼らがとても眩しく見えました。

イタリアでの生活も、残りあと1日です。

Nより