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2022年 世界精神保健デー 普及啓発事業 アルテ・エ・サルーテ「マラー/サド」~世界各地の精神科病院と表現活動をつなげるプロジェクト~

障害はあるけど奴隷じゃない。
ここにいるかぎり、もう奴隷ではない。

東京を拠点に精神障害者の地域生活を支援する特定非営利法人東京ソテリアは、「精神病院のない国」イタリア、ボローニャにて、精神障害当事者がプロフェッショナルの俳優として活動しているアルテ・エ・サルーテ劇団を2018年に日本へ招聘し、演劇作品『マラー/サド』公演を行いました。鉄格子に囲まれた精神病院を舞台に排除や抑圧からの自由、革命、解放をテーマにしたこの作品は、大きな反響を呼びました。

2019年からは、アルテ・エ・サルーテ劇団と日本の精神障害当事者・医療福祉従事者のコラボレーションを目的に日本各地で、演劇稽古を開始し、10月10日世界精神保健デーの時期には、毎年、趣向を凝らしながら、『マラー/サド』の上映、パフォーマンス、また、バリアフリー字幕、多言語映像を使用し、世界各地への配信も行なってきました。

今年度の企画では、実際にボローニャの地で、アルテ・エ・サルーテ劇団と稽古を行なった日本の精神障害当事者・医療福祉従事者達の舞台上での生の演技と映像を混合させ、日伊共同による『マラー/サド』を上演致します。また、このイベントを海外の精神科医療施設へオンライン配信し、精神保健のための演劇を世界へ広げていきます。

概要

イタリアのアルテ・エ・サルーテ劇団 と日本の精神障害当事者・医療福祉従事者のコラボレーションによる映像と生の演技が交差するインタラクティブ演劇公演日本ツアー

演劇上演:1時間15分(日本語字幕)+アフタートーク付き(日伊通訳、手話付き)+海外の精神科医療施設へオンライン配信

無料/全席自由/要申し込み

名古屋公演 
日時 2022年10月2日(日)
開演 14:00 (開場 13:30)
会場 なごのキャンパス 体育館(愛知県名古屋市西区那古野2-14-1)

沖縄公演
日時 2022年10月5日(水)
開演 18:00 (開場 17:30)
会場 那覇市ぶんかテンブス館 テンブスホール(沖縄県那覇市牧志3丁目2−10)

山形公演
日時 2022年10月7日(金)
開演 17:30 (開場 17:00)
会場 東ソーアリーナ(山形県山形市蔵王松ケ丘2丁目1−3)

福島公演
日時 2022年10月8日(土)
開演 14:30 (開場 14:00)
会場 星総合病院メグレズホール(福島県郡山市向河原町159番1号)

東京公演
日時 2022年10月10日(月)
開演 14:30 (開場 13:30)
会場 イタリア文化会館(東京都千代田区九段南2-1-30)


参加お申込み


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芸術への政治的、文化的な取り組みの必要性、現代社会の崩壊がもたらした空洞を埋める必要性。アルテ・エ・サルーテはそこから誕生し、存在している。
ナンニ・ガレッラ (アルテ・エ・サルーテ劇団 監督)

 

演劇が心の健康にもたらす大きな価値を証明し、心の病を持つ人々に対するスティグマや差別と戦っていく。
アンジェロ・フィオリッティ (精神科医、イタリア精神保健局会代表)

 

演劇、それは、宝の山を積んだまま難破した海賊船。そして、海底へと沈んでいった人々の叫び。自分の心の宝の山を目指して。演劇、僕にとっては未知数だ。
大嶋 隆弘 (演者)


Marat/Sade マラー/サド

『マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺』原作は、ペーター・ヴァイス。1964年にベルリンにて初演。全体が劇中劇のかたちで提示される実験的な作品であり、フランス革命期の過激な共和主義者ジャン=ポール・マラーが浴槽でシャルロット・コルデーに刺殺された出来事をシャラントン精神病院にて、自身入院患者であったマルキ・ド・サド侯爵が患者たちを使って上演している、という設定になっている。アルテ・エ・サルーテ劇団のナンニ・ガレッラ監督の脚色による『マラー/サド』は、この原作のストリーを保持しながらも、精神病院の入院患者達を精神障害当事者である劇団の俳優達に演じさせることにより、精神障害や社会からの解放、それらに向かう革命、自由を現代社会に問う作品に作り上げている。人間の苦悩、悲しみ、優しさ、希望、自由や革命を歌う歌曲が数多く作品の中に登場する。イタリア、中国、スペイン、日本にて上演され、高い評価を得ている。脚本:ペーター・ヴァイス/脚色・監督:ナンニ・ガレッラ/オリジナル音楽:サヴェーリオ・ヴィータ/制作:アルテ・エ・サルーテAPS、エミリア・ロマーニャ演劇財団、ボローニャ地域保健連合機構精神保健局、特定非営利活動法人東京ソテリア


主催:文化庁、特定非営利活動法人東京ソテリア、文化庁委託事業「令和4年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
共催:エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局、エミリア・ロマーニャ演劇財団、アルテ・エ・サルーテ APS、イタリア文化会館東京(東京公演)
後援:公益社団法人全国精神保健福祉会連合会、認定特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構、特定非営利活動法人全国精神障害者地域生活支援協議会、外務省、独立行政法人国際交流基金、公益財団法人日伊協会、社会福祉法人中日新聞社会事業団(名古屋公演)、 沖縄タイムス社(沖縄公演)、山形県(山形公演)、山形市(山形公演)、一般社団法人山形県相談支援専門員協会(山形公演)、日本精神科看護協会山形県支部(山形公演)、山形県精神保健福祉士会(山形公演)
協力:株式会社マザーズ、株式会社シロシベ
助成:文化庁令和4年度障害者等による文化芸術活動推進事業、 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京(東京公演)


ご来場の皆さまへのお願い

会場内でのマスク着用など、感染予防対策へのご協力をお願い致します。新型コロナウィルスの感染拡大の状況によっては、ご来場をお断りすることがございますので、ご了承ください。


お問合せ

アルテ・エ・サルーテ実行委員会事務局
TEL 03 5879-4970
E-mail 2020@soteria.jp

 

 


チラシのダウンロード

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(PDF 6ページ 4.2MB)

院外集会! 病院を出て、「湯の瀬」ではたらく

プレオープニング シンポジウム
津市榊原温泉のリニューアルに必要なひととこころ

榊原地区の自然豊かな温泉保養館 湯の瀬 33 年の間、地域の皆さまに愛されてきました施設の老朽化により、昨年晩秋に閉館しました。 新「湯の瀬」に向かって、建て替えを行うために・・・

建物は、リニューアルします と同時に、ひとも、リカバリーしていきます

新「湯の瀬」と「湯の瀬ではたらくひと」をご愛顧いただきますよう、どうぞ、よろしくお願いします。

● 精神科病院を出て「湯の瀬」ではたらくチャレンジ!
● 精神科医療とそれを取り巻く社会の仕組みについて
● わたしたちの向かうところと、精神科病院とのコラボレーションとは

日時

令和 4 年 8 月 27 日(土)
13:00-15:30

場所

湯の瀬エントランス(三重県津市榊原町 6101)

参加

定員 100 人
・精神科通院・入院患者さま
・地域にお住まいの方々
・温泉の中で働く人
・病院の中で働く人
・地域の保健・福祉で働く人
・津市役所で働く人
※事前にお申し込みが必要です

当日の内容

13:00-14:15 ゲストスピーカーによる講演
14:15-15:30 参加者みなさんとの意見交換

進行

ソテリアハウス津市大門(令和6 開設)松本 直之

ゲストスピーカー

  • 村田昌彦 さま(榊原病院)
  • 角 和洋 さま(津市榊原温泉 湯の瀬)
  • 近藤克明 さま(相談支援事業所 AXESS)
  • 伊藤順一郎 さま(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)
    精神科医。国立精神・神経医療研究センター研究部
    長を経て、訪問診療を中心とした クリニックを開院。
    ACT-J 訪問看護ステーションと連携し地域精神医療
    を実践中。 地域精神保健福祉機構コンボ共同代表
    理事。 『精神科病院を出て、町へ―ACT がつくる地
    域精神医療 』(岩波書店)、『病棟に頼らない地域
    精神医療論―精神障害者の生きる力をサポートす
    る 』(金剛出版) 監修など著書多数。

お問い合わせ・お申し込み

参加申し込み

東京ソテリア 松本・塚本まで 電話 03(5879)4970 メール info@soteria.jp

イラスト:©kukukeke ミナミカズヒロ